私は文系なので、受験の時は世界史と日本史を勉強しました。良い先生に恵まれたおかげで、歴史が好きになりました。だからなのか、政治とか社会、経済について学びたい、知識を得たいという思いが強くありました。
大学に入ってからはあまりテレビを見なくなりましたが、新聞やスマホのニュースアプリにはよく目を通しました。それを通じて世界の情勢とか日本の社会問題の動向をかじるのが面白かったんです。そうやってニュースを見たり、歴史的内容を調べたりするうちに、私たちの国土を狙う中国の軍事的、経済的脅威や、私たちの倫理観そのものの破壊を狙う共産主義の問題について知るようになりました。そういう諸々のことに理解を深めていくのはとてもためになったし、楽しかったのですが、何かが足りないなあと感じていました。
そんな時に目にしたのが、SEALDs(シールズ)のデモ活動のニュースです。私は彼らの主張にははっきりと反対します。中国の脅威を分かっていない。間違っている、そう思い、冷めた目でそのデモを見ていました。
しかし、自分は一体何をしているんだろうか、と考えるようになりました。SEALDsの主張に反対し、声を上げる人たちはほとんどいません。いたとしても、その人たちはとても貴重なんだけど、目立たない。そういう現状です。そんな中で、SEALDsの主張が日本の、私たちの安全を脅かすようなものだとしたら、自分はそれを黙って見ていて良いのか。傍観しているだけなのか。それじゃあダメだ! 知識を得たなら、そして、自分の国をもっと良くしたいという思いがあるなら、次は行動しなきゃいけない。声を上げなければいけない。そう思って、今回の遊説に参加することを決意しました。
(東京大学2年 文科三類 男性)