東京・仙台・福岡で「改憲2020実現大会」開催

 

日本各地で若者たちが改憲訴える

 11月3日(金・祝)、日本国憲法公布71周年の日に、若者たちによる「改憲2020実現大会」(主催:同実行委員会)が、東京・仙台・福岡で開催され、500名以上が参加しました。

 また、9つの都市(札幌、新潟、高崎、大宮、名古屋、鈴鹿、大阪、京都、神戸)では、勝共UNITEの若者たちが憲法改正を訴える街頭演説を行いました。

 

 同日午後2時から東京・永田町にある星稜会館で開催された「改憲2020実現 東京大会」には、約300名の若者が参加。司会による開会宣言、全体での国歌斉唱に続き、同大会の紹介映像が上映されました。 

 

 主催者挨拶では、松田幸士大会実行委員長から大会開催の経緯などが説明されました。

 

 続いて、2名の国会議員からの祝電が読み上げられた後、現職の国会議員が激励のメッセージを語られました。

 

 有識者からのメッセージでは、航空自衛隊元空将の織田邦男氏が、自衛官時代の自身の体験を交えながら、憲法に自衛隊を明記する必要性を訴えました。

 

 織田元空将は、「人間が作ったもので、完璧で永遠のものはない」と、前置きをした上で、現行憲法が「70年以上、1回もアップデートしていないのは異常」と言及。さらには、自分の子供が小学生の頃、「お父さん、自衛隊は違憲なの?」と尋ねられたことや、両親から教えられてきた「国の護(まも)りは崇高だよ」といった言葉が印象的でした。

 

 また、「日本が戦争を放棄しても、(他国による)戦争は放棄してくれない」と、平和主義に対する誤解を解きながら、「平和は自分で勝ち取るものだ。戦争をしないためにはどうしたらいいのか」と、参加者らに問いかけました。

 

 大学生2名によるスピーチでは、最初に女子大生が憲法第9条の問題点を指摘。「本当の平和とは、一体何なのだろうか?」と、疑問を呈しながら、「今や『一国平和主義』に固執している時ではありません。他国と協力して、共に平和を構築していくべきではないでしょうか?」と訴えると、会場からは大きな拍手が起こりました。

 

 女子大生は最後に、「戦争を推進するために憲法を改正するのではありません。戦争を未然に防ぎ、回避して平和を実現するために憲法は改正される必要があります」と訴えました(スピーチ原稿はこちら)。

 

 二人目のスピーチでは、今回の後援団体でもある、勝共UNITEの代表を務める東京大学4年の小村聡士さんが登壇。これまで70年以上にわたって改憲に向けて取り組んでこられた先人に思いを馳せながら、自らの率直な思いを語りました。

 さらには憲法改正の必要性に言及しながら、「憲法は単なる法律の文章ではありません。それは国の精神、志を書き記したものだと言います。憲法改正は、新しい志を立てる、それも本当の意味で国民が初めて立てるということを意味します」と、改憲の本質的な意義について訴えました(スピーチ原稿はこちら)。

 

 大学生たちによるスピーチの後、主催者側からの提案として、司会者より「2020年の改憲を実現させるための活動」、すなわち「改憲活動」、略して「改活(かいかつ)」が提唱されました。

 

 「改憲を考えるきっかけに」を合言葉に、若者がインターネットやSNSで「改憲を考えるきっかけに」と、「シェア」したり「投稿」したり、また実生活でも「改憲を考えるきっかけに」と、知人友人に「発言」したり、「提案」したり等々、「若者である皆様お一人お一人が、ぜひ2020年の改憲を実現させるための“主人公”として、積極的に行動して頂けることを期待しています!」と、説明がありました。

 

 今回提唱された「改活」は、まったく新しい造語で、主催者側からロゴマークの発表もありました。同様の発表は、仙台と福岡の大会でも行われ、今後「改活」の拡がりが期待されます(なおこのロゴマークは、著作権フリーですので、改憲実現のため、どうぞご自由にお使いください)。

 

 大会決議案が大会実行委員の大学生から朗読され(全文はこちら)、同意の拍手によって満場一致で承認。大会決議は後日、松田大会実行委員長を通じて国会議員に直接手渡されることになります。国会において与野党の議員が、改憲に向けた合意形成をリードすることが願われます。

 

 最後は「2020年の改憲実現」を祈願して万歳三唱を行い、閉会となりました。

 

 なお、東京大会の後、会場の星稜会館から改憲を訴えるラリーが30分ほど行われました。
 「日本を守るために、憲法9条を改正しよう!」「憲法に自衛隊を明記しよう!」「改憲を通じて、日本を再建しよう!」など、約300名の若者たちが力強い声を上げました。

 

【仙台大会】

 「改憲2020実現 仙台大会」には約60名の若者が参加。現役の議員を講師に迎え、若者2名が改憲に対するスピーチを行いました。

 講演では、日本の歴史を踏まえた上で、日本の伝統精神を盛り込んだ憲法にしなければならないことや、自衛隊の必要性などが熱く語られました。若者によるスピーチでは、「家族条項」の新設、安全保障体制の強化が急がれることなどを、若者の視点から訴えました。

 

 大会後、参加者も交えて街頭遊説を行い、勝共UNITE SENDAI過去最多の参加人数で、仙台市内で改憲を訴えました。参加者からは「憲法改正の必要性がよく分かった一日となりました」という感想が聞かれました。

 

【福岡大会】

 福岡市内の会場で開催された「改憲2020実現 福岡大会」には、約150名の若者が参加しました。

 祝辞には2名の国会議員が挨拶され、ともに「自衛隊を憲法に明記するべきだ」と語られました。お二方とも、憲法改正を実現させたいと集まった若者たちに「大きな希望を感じた」とのことです。

 

 大学生によるプレゼンテーションでは、九州大学4年の男子学生が憲法改正ついて、また福岡工業大学4年の女子大生が「緊急事態条項」と「家庭尊重条項」の必要性についてプレゼンしました。

 

 基調講演では、元衆議院議員で、現在は九州国際大学学長の西川京子先生がスピーチされ、日本の素晴らしさと自衛隊の必要性について、大変分かりやすく語ってくれました。

  

 最後の大会決議案の朗読とエンディングセレモニーでは、実行委員の若者たちがそれぞれ主張を述べ、会場全体が一つになって憲法改正に向かって決意を新たにする場となりました。

  

 参加者からは、以下のような感想が挙げられました。

 「これから『改活』をしていきたいと思いました」

 「もっと多くの学生のプレゼンテーションを見てみたいです」

 「西川先生の講演を聞いて、日本の素晴らしさ、憲法改正について大変勉強になりました」

 

 また、福岡大会には、地元のテレビ局・テレビ九州(TVQ)が取材に訪れ、その日の夕方のニュース番組で放送されました。 

 ニュースでは「9条改正反対派(護憲派)」の集会と合わせて、福岡大会の模様が紹介、大会実行委員長を務めた九州大学4年の男子学生へのインタビューも放送されました。

 

 以上、東京・仙台・福岡での「改憲2020実現大会」と合わせて、国内の9つの都市でも、総勢50名を超える若き弁士たちが、憲法改正を訴える街頭演説を行いました。

 

【札幌】勝共UNITE HOKKAIDO

 

【新潟】勝共UNITE NIIGATA 

 

【高崎】勝共UNITE JOSHIN-ETSU 

 

【大宮】勝共UNITE SAITAMA

 

【名古屋】勝共UNITE AICHI

 

【鈴鹿】勝共UNITE MIE

 

【大阪】勝共UNITE KANSAI

 

【京都】勝共UNITE KANSAI

 

【神戸】勝共UNITE KANSAI

写真の無断転載を固く禁じます。

 

 勝共UNITEでは、2020年の改憲実現を目指して、これからも様々な活動を精力的に展開していくつもりです。

 ぜひ皆様も、改憲活動「改活」を広め、実践していきましょう!