U. girlsへのインタビュー記事を掲載

 「大阪日日新聞」(7月1日付朝刊)に、「自国防衛の必要性訴え 女子の視点で改憲叫ぶ」と題して、女子大生遊説隊「UNITE  KANSAI girls」(通称:U. girls)へのインタビュー記事が掲載されました。

 

 担当者の許可を得て、該当の記事をご紹介します。

大阪日日新聞(7月1日付朝刊)


 1時間半近くに及んだ当日のインタビュー内容の一部を、以下にご紹介します(記者からの質問はQ、女子大生たちの回答をA)。

Q. いつからUNITEの活動をしているのですか? 

A. 元々、UNITEは今年1月に東京で、東京大学の学生を中心に結成されたのですが、関西では49日にUNITE  KANSAI」が結成れ、私自身はその時に初めて演説をさせていただいたので、約2ヵ月近くUNITEとして活動していることになります。 

 

Q. UNITEに参加しようと思ったのはなぜですか? 

A. 昨年は、「安保法案」に対して、SEALDsという学生団体が立ち上がって、いわゆる「戦争法案反対」「安倍政権反対」という声を上げて注目を集めていましたが、彼らの主張をメディアなどで見ながら、私自身、それに対して違和感を覚えていました。

 

  それから色々調べるようになったのですが、本当に日本のことを考えたら、やっぱり安保法制は必要で、憲法改正は必要であると思いますので、「そのような考えをもつ保守派の若者もいるんですよ」ということを、世の中の人にも伝えたいと思っていました。

 

  そんな中、今年に入って、東京大学の学生を中心に保守派の学生が立ち上がったというのを、SNSなどを通して知って、とても希望的に感じ、私もこの国のために立ち上がりたいと思い、UNITEへの参加を希望しました。 

 

Q. 中高生時代から、政治や憲法などに関心を持っていたのですか? 

A. 中高生時代は、政治にほとんど関心がありませんでした。そういうことを勉強し始めたのは大学生になってからです。

  特にSEALDsが活発に活動し始めてからですね。言い方が悪いかもしれませんが、そんなに美しくない言葉を使って政府を批判していて、あんなに一生懸命彼らは何を言っているんだろう、と思って調べ始めたのがきっかけです。

 

  勉強すればするほど、彼らの主張は論理的ではなく、矛盾が多いことに気付き、日本はこのままで本当に大丈夫なのかという危機感が芽生えていきました。 

 

Q. 演説するに当たって、どこでどのように勉強しているのですか? 

A. 定期的に地元の勝共連合主催の研修会に参加して、レクチャーを受けたり、お話を伺ったりして勉強しています。

  あとは、各自大学に通いながら、勝共連合の機関誌(「世界思想」)などを利用したり、できるだけ多くの本を読むようにして主体的に勉強しています。

  関西では、京都大学の学生などが勉強会を開いたりしているので、そこに参加したりして、みんなで勉強することもあります。 

 

Q. 大勢の前に立ってスピーチをするのは、今までにやったことはあるのですか? 初めて立った時はどのような気持ちでやっていたのですか? 

A. 公の場で演説をするのは、今回が初めてでした。初めての舞台は、大阪の天王寺駅前です。

  初めてした時はもちろん緊張しましたし、私たちが叫べば、それに反対してくる人ももちろんいるだろうから、不安な気持ちもありました。

 

  でも、この国を守るためには、やはり若者が声を上げることが必要だと思うし、一人でも多くの人に本当のことを知ってほしい、日本の危機を伝えたい、という気持ちが強かったので、思い切ってやりました。 

 

Q. 大学でもそのような活動はしているのですか? 

A. 学内で演説活動などはしていません。

  ただ、若者の政治的な無関心が社会でも叫ばれていますし、私自身も今年になって初めて選挙権を持つようになったので、「のことを考えたり、政治に関心を持つことは大切だと思うよ」と、周りの友達に呼び掛けて、選挙の啓蒙をしたりはしています。 

 

Q. 学内には、護憲派の学生もいると思うのですが、そのような人にはどのように接しているのですか? 

A. 私の大学の友人の中には、あまりそういった政治に関心のある人は少なく、私の話すことに対して興味を持ってくれる人はいるのですが、自分の意見を持って賛同したり反論したりしてくる人はほとんどいないです。

  ですので、護憲派の学生と衝突したという経験は今までにないですね。 

 

Q. いわゆる「政治活動」をすることについて、親や家族の方はどう思っているのですか? 

A. 両親も、若い人たちが政治に関心を持つことは必要だということは感じているようで、私がこの活動をしていることについては理解してくれています。

  親とそんなに深く話すことはないのですが、高校生の弟が関心を示してくれるのでよく話をしています。 

 

Q. 弟さんとはどのような話をするのですか? 

A. 弟も知らないことが多いので、分からないことがあるとよく質問してきます。

  「集団的自衛権」とは何かとか、SEALDsは何を言っているのか、教育現場で日教組の影響力が強いとはどういうことか等々。

  私も勉強中ですので、答えられる範囲で教えてあげたりしています。 

 

Q. 20歳という、言ってみれば一番楽しい時期に、このような活動をしているということは、普通の大学生とは違う生活をしていると思うのですが、そのことについてはどう思いますか?

  また、周りの大学生に対して、どう思っていますか? 

A. 確かに普通の大学生とは違うかもしれませんね(苦笑)。

  私自身は、勉強していく内に、本当にこのままでは、日本が平和な国じゃなくなってしまうかもしれないという危機感も持ちましたし、この国のために何かしなければならないという気持ちが強く出てきたため、こうした活動をしているので、自分にとって負担だと感じることは特にありません。

 

  周りの大学生に対しては、将来のことを考えると、やっぱり自分たちが国の柱になっていくわけですから、若者として、また一国民として、日本の未来に責任を持っていくことは大事だし、日本の危機や、これからの日本に必要なことは何かを知ってほしいし、一緒に考えていきたいなと思うのが正直なところです。 

 

Q. 7月に参院選を控えていますが、今回の選挙で“争点”になることは何だと思いますか? 

A. 一番は「憲法改正」についてではないかと思います。

  日本国憲法は、日本が占領下にある時にGHQが「強制」したものであって、現実と憲法の間には様々なギャップが生じていま

 

  特に憲法第9条についてですが、現在の国際情勢を見ても、非武装的な平和主義というのは非現実的であると思います。

  現在のままでは、解釈が不透明なままですので、憲法改正によって“自衛のための戦力”をはっきりと認め、そのために必要な軍隊、自衛隊を“国防軍”としてはっきりと明示すべきだと思います。 

 

  現野党4党は共闘の動きもありますが、“安倍政権反対”という一点だけで共闘しているだけであって、その他の方針はバラバラであり、今後の明確な方針を出していないところに、あまり希望を見出すことができません。 

 

Q. 集団的自衛権が認められると、日本軍が外国に戦争に行かなければならなくなり、自衛隊員の命が守られなくなるという意見もありますが、それに対してはどのように考えていますか? 

A. 海外で実際に自衛隊が武器を持ち最前線で闘うのではなく、自衛隊はあくまでも物資の運搬などの後方支援を行うと認識をしています。 

  それに、集団的自衛権が行使され自衛隊が出動するのは、「新三要件」があり、その条件に一致する時、日本が危機的な状況にあって、国の存立が危ぶまれる時のみです。

 

  日本自体は、今は米軍が守ってくれていますが、機雷除去の技術は日本の海上自衛隊が最高水準であると聞いています。

  米軍が日本を守ってくれているのに、日本がアメリカに対して何もしないというのはあまりにも不公平です。

 

  アメリカが日本のために最前線に立って戦ってくれるなら、日本も日本の技術を提供し、お互いに協力し合って、国際社会の安全を守っていくべきであると考えています。  

 

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