勝共UNITE（ユナイト）は、「日本の未来を守る」という志のもと、演説活動などを行う学生団体です。

　昨年2016年1月、安保法制をめぐる賛否の声が冷めやらぬ中、共産主義を掲げ、露骨な侵略行為を繰り返す中国を抑止するため、「安保賛成」を主張する学生グループとして名乗りを上げました。

　当時の状況と言えば、偏向するマスコミ報道、国会を囲み、「戦争法」反対を叫ぶ若者たち。世論が真っ二つに割れ、どちらへ向かうとも知れぬ情勢の中、いても立ってもいられませんでした。「日本の未来のために、今、行動しなければいけない！」。その気持ち一つ握り締めて、混迷の中に飛び込んでいくようなスタートでした。

　最初は４人の東大生から国際勝共連合の街宣車をお借りしての列島縦断演説に始まり、博多、渋谷での大規模デモ行進を経て、志を同じくする仲間が全国に拡大していきました。

　運動が拡大していく中で、夏の参院選という山場を越え、安保をめぐる議論も鎮まっていきました。政権も安定し、景気も徐々に上向くようになってきました。しかし、中国は未だ日本にとって明確な脅威として私たちに迫っています。

　昨年10月には、韓国の朴槿恵大統領のスキャンダルが報道され、韓国情勢は現在、混乱の中にあります。ここで韓国の新しい大統領が、朴大統領の取り組んできた日韓合意や防衛協定までも否定し、反故にするような事態になれば、最も喜ぶのは中国・北朝鮮でしょう。一つになりかけていた日韓米の関係にも再び亀裂が入ってしまいかねません。

　日本国内ではこの状況に、「韓国は見捨てるべき」との意見まで出ています。しかし、中国の暴発的な軍事行動を抑止するためには、日米二国だけの連携では危うい。日本、韓国、米国、台湾、フィリピンなど各国の連携が必須です。

　私たちUNITEは、この危機的状況に再び立ち上がります。日本、そして東アジアの平和のため、今私たちがやるべきことは何なのか。私たちは考え、訴え、そして呼びかけていきます。

　「日本を、世界を救う」。

　この志を同じくする仲間が、一人でも多く立ち上がり、歩みを共にしてくれることを願っています。

UNITE代表　小村 聡士